現在のフリーランス「メリットとデメリット」

フリーランスのエンジニアとは

フリーランスのエンジニアという仕事についてよく聞きますが、実際にどのような仕事をしているのかは、漠然としたイメージしかないという人も少なくないものです。フリーランスは個人事業主なので会社員ではありませんが、独立する人の多くは会社員時代にエンジニアとして働いていた経験を持っており、スキルや人脈を生かして仕事をしているというのが一般的によく見られる形かもしれません。雇用されない生き方は多くの人の憧れですが、メリットよりもデメリットのほうがネックになって独立を断念した人もかなりいることでしょう。しかし、近年ではフリーランスという働き方への注目度が高まりを見せており、積極的にこの道を目指すエンジニアも増えているようです。

現在のフリーランスエンジニア

昔と現在のフリーランスエンジニアで大きく異なるのが仕事の探し方です。昔なら営業回りをして人脈を増やしながらコツコツと仕事をこなし、人脈が人脈を呼んで仕事が徐々に増えていくという流れが主流だったかもしれませんが、現在のフリーランスは営業の方法が全く違います。昔とは比べものにならないほどに通信環境は整備され、WebサイトやSNSなどを活用して手軽に自分を売り込むことができるようになりました。人脈が人脈を呼ぶというところは同じかもしれませんが、人脈作りがより簡単にできるようになったので、時間をより効率的に使えるようになったかもしれません。その分のエネルギーを仕事に回すこともできますし、プライベートの自由な時間を好きに過ごすこともできます。

メリットとデメリット

フリーランスになろうか迷った時に探すと必ず出てくるのがメリットとデメリット比較です。よく言われるメリットが自由な働き方や収入アップで、実際に仕事が順調にいけばその通りのメリットを享受することができます。
しかし、フリーランスの仕事はどうしても不安定というデメリットがつきものなので、会社員のように毎月決まった額の収入があるとは限らず、体調を崩したりその他不測の事態が発生したりして働けなくなった時には、収入がゼロになってしまうリスクがあります。また、最新技術が次々に出てくる業界なので、古いスキルだけでずっと稼ぐことができず、常に新しいことを学び続けていかなければなりません。フリーランスを起用する企業側にしてみれば、コストをかけずに必要なスキルを持ったエンジニアを増員し、エンジニアのスキルが足りなければ他のエンジニアを起用すればいいというメリットがありますが、言い換えればそれはフリーランスの立場の弱さと危うさでもあるということなのです。