現在のフリーランス「在宅案件の仕事と探し方」

在宅案件をやりたい！

せっかくフリーランスエンジニアになったなら、ぜひやってみたいのが在宅案件かもしれません。自宅兼事務所なら通勤0分で休憩時間は自由、納期さえ間に合わせれば仕事はマイペースにできるというのはフリーランスの醍醐味でもあります。では、PHPで在宅案件はあるかというと、探し方によっては見つかりますが、決して多くはないというのが実情です。
というのもPHPが多く使われている現場はWebアプリケーション開発で、最初に設計したら最後までその通りに作業をすれば完成するという類の仕事ではなく、頻繁な仕様変更に柔軟に対応することが求められます。そこで発生する全てのやりとりを在宅でするとなると、業務にかける手間を大きく増やすことになり効率が落ちてしまいます。そのためフリーランスエンジニア向けのPHP在宅案件は、よほどの必要性がない限りは出さないという企業がほとんどのようです。

在宅案件の探し方

PHPの在宅案件は現在ほとんどありませんが、実は全くないというわけでもありません。在宅案件をやりたいと思っているフリーランスは大勢いるので、企業が在宅案件の募集を出せば人はすぐに集まるかもしれませんが、一気に集まりすぎて選定の手間だけでも相当のものになってしまうことは容易に想像できます。そのため、在宅案件があったとしても、これまでに取引のないフリーランスにその仕事を任せるのではなく、信用できるエージェントやその他の人脈を頼りに、非公開でフリーランスエンジニアを探すのが主流になっています。
そうであれば、インターネットで検索しても在宅案件を見つけることは難しいはずなので、エージェントにまず相談してみることをおすすめします。

環境整備とセルフコントロール

在宅でエンジニアの仕事をするからには、作業負荷に耐えられるスペックのPCと通信環境を整えるなど、在宅案件に対応できる環境を整備しなければなりません。そして、自宅で自由に作業ができるからこそ時間管理をしっかり行うようにしましょう。仕事と生活のメリハリがうまくつけられないと、仕事が思った以上にはかどらない可能性がありますし、逆に集中して働きすぎてしまうこともあるので注意が必要です。いつもと変わらない自宅での仕事に煮詰まったら、電源とWi-Fi環境の整ったカフェやコワーキングスペースで作業をするのも良いかもしれません。
在宅案件のフリーランスに何より求められるのは納期を確実に守ることです。自由に使える時間と任せられている仕事をきちんと管理し、納期に間に合うよう計画的に作業を進めていくことができるなら、在宅案件の継続依頼につなげていくことができるかもしれません。